楽しく名画鑑賞いたしましょ!
明けましてオメデトウゴザイマス
旧年中は、不埒なお酒話等をお付き合い下さいまして誠にありがとうございました。
ブログに書き込めなかった良酒の数々・・・・・ 特に2009年度一番”オイシカッタ”70年代流通のポート・エレン(オフィシャル)は、昨今のアイラにはない味わいで、口に含みましたところ顔が笑ってしまいました。本当においしかった!!
ということで、去年は当たり年になりました。
今年もおいしいお酒に出合えるよう精進いたします。
皆様方には幸多き年となりますよう、願い奉ります。
188010
今年のは味が濃いです!!
ポール・ジロー スパークリング・グレープジュース 2009年
本日届きましたので、さっそく飲んでみました。
2008年、2007年とこのジュースは3度目となりましたが、
2009年は今までで一番濃厚でありました。
ということは、来年のオードヴィーは風味も一段と良いものを味わえるのかと
今から非常に楽しみです。
本日の飲酢?
EDRADOUR TOKAJI MATURED
オフィシャルの Age 5 Year であります。
世界三大貴腐ワインのひとつに数えられるハンガリーのトカイワインの樽で熟成したモルトであります。
が・・・・・・
口に含むと バルサミコ酢? 黒酢? フレーバー
予想外でありました。
少し置くと変わるかもしれませんね。(希望)
さても・・・本日の飲酒であります。
USQUAEBACH RESERVE
ウシュクベ・リザーヴは、10年から18年熟成の25種以上の原酒を使用して作られたブレンド・ウィスキーです。
モルトウイスキー60%という含有率と、シェリー樽で6ヶ月後熟させているとのことで、あたりさわりの柔らかな味わいですね。
それにお財布にやさしいところもうれしい良いお酒です。
ゲール語で「USQUAEBACH」とは「生命の水」とのこと。
裏ラベルに、日本では卒業式に付き物の「蛍の光」で馴染の深い曲、”Auld Lang Syne” で有名なスコットランドの詩人、ロバート・バーンズ の肖像がありますので、今日の肴は「故郷の空」でも耳に浮かべながら、楽しませていただきます。
反省
加藤和彦氏の死因は病死(鬱病死)だと思います!
私にとって、加藤和彦氏の死はショックな事でありましたので、冷静さに欠いていた事を書いてしまったと、反省しきりでございます。
加藤和彦氏の死は鬱病によって失われた命のひとつなのだ!
気の病から命を絶たれてしまわれる犠牲者にほかならないと思えば、加藤氏は病死であります。この事を考えもせずに軽はずみに自殺などと申し述べるなど以ての外、我が身の軽率さに恥じ入るばかりでございます。
心を蝕む不治の病に打ち勝つことは難しいのでしょう、 なればこそ、多くの犠牲者である中高年男性の自殺という結末を未然に防ぐということも難題だと言えると思います。しかし、同様の病に犯された方々、どうぞ御考慮下さいまし、何卒、何卒、己と心に居り合いをつけて、病から逃れて下さいませ。お願い申上げます。
気を取り直して 本日の読本
La petite fille et la cigarette
著 : ブノワ・デュトゥールトゥル(Benoît Duteurtre)
訳 : 赤星絵理
発行所 : 株式会社 早川書房
ISBN:978-4-15-209073-7
刊行日:2009/10/09
サミュエル・ベッケットに見いだされ、
ミラン・クンデラが絶賛する著者の問題作
死刑を目前に控えた囚人は、最後の一服を要求した。しかし、刑務所の所長は完全禁煙の規則を盾にそれを拒否。自体は、煙草会社、法曹界、政治家を巻き込んで、奇妙な混乱へと陥っていく・・・・・・。はたして、囚人は最後の一服を許されるのか?
一方、禁煙の市庁舎のトイレで煙草をくゆらせていた職員は、幼い女の子に現場を発見される。威嚇して追っ払ったものの、職員には告発の手が伸びる。
やがて、囚人と職員の人生は、皮肉な形で交差する。——注目の作家が放つブラック・コメディ。(カバー参照)
愛煙家としての吾身を鑑みると、笑えないお話です。
煙草を吸いたいと願う者の哀楽を綴った物語で、かたや絶望から昇る太陽の如く輝く、”時の人”。甚だ些細な事から絶望へと至る”自称良識人”煙草の税率アップなどが報道される昨今には、なかなかタイムリーな一冊で在りますよ。
Memorys
2009年10月17日午前、今は音楽家として活動なされていた。加藤和彦氏が軽井沢で亡くなった。死因は自殺ということです。
私は加藤和彦氏の音曲が大好きであります。その彼が死を望んだ事が大変残念でなりません。
加藤和彦氏の音曲はいつの時代のものも、いつの間にか口ずさんでしまうものでしたから、もうそのようなフレーズは生まれてこないのは何よりも残念でなりません。
馬鹿な事が何よりであった小学生の頃に「帰ってきた・ヨッパライ」やCMソングのいくつか、「悲しくてやりきれない」「イムジン河」「あの素晴しい愛をもう一度」。そして思春期になってからは≪サディスティック・ミカバンド≫の幾つかのブギ、自転車に乗れば必ず「サイクリング・ブギ」を、登山やBBQをすれば「ピクニック・ブギ」を、そして、ソロとなりZUZUとの共作を数多く出した頃の、ワールド、ノスタルジックな音曲、「あの頃・マリーローランサン」など数々。
今もこれを書きながら耳には「メモリーズ」があります。
悲しいです。やりきれないです。
どうぞ、安らかにお眠りください・・・
私はこれからも口ずさむでしょう、きっと、貴方の曲を ずっと
秋も深まってまいりましたが、本日の飲酒
GLENMORANGIE
THE
LASANTA
スコットランドで一番消費されているシングルモルトウィスキー、グレンモレンジによるカスクフィニッシュのバリエーションのひとつです。さすがに樽使いのパイオニアだけあり、購入する際も迷うことしばしばで、今回はこの一本を選びました。
ラサンタは良質のバーボン樽で10年間熟成させた後、シェリー樽で仕上げの熟成を行い、ノンチルフィルターでボトリングしたものです。
フレッシュで濃厚、上品な甘さ。ただ、満足感はいまいち!
ラサンタは“情熱”や“温かさ”の意味だそうです。
グレンモーレンジの物語です。
蒸留所の操業開始は1843年、バルブレア蒸留所の共同経営者、
ウィリアム・マセソンが古いビール工場を改造して創業。
創業当初資金が乏しかったマセソンによって設置された2基のポットスティルは、ロンドンでジンの蒸留用に使用されていた中古のもので、煙突のようにネックが長い奇妙な形をしていた。
結果としてこのポットスティルはグレンモレンジに芳しい芳香を与えることになり、その後のスティルの増設も従来のスティルと全く同じ形とサイズを正確にコピーしたものになっている。
グレンモレンジの製造上の特徴のひとつに、仕込み水に使用される水があげられる。ウィスキー業界では軟水は良いウィスキーを造る為の条件のひとつとされているが、グレンモレンジではターロギーの泉から湧き出る硬度190の硬水を利用。しかし、鉱物の混合物が発行中に多様な香味成分を産み出している。
熟成は全てバーボン樽で行われる。樽の材料となるアメリカン・オークは、ミズーリ州のオザーク山の北側斜面でゆっくりと成長したものを自然乾燥させて樽を作り、ジャック・ダニエルに4年間貸し出した空樽のみを使用。
蒸留所及び熟成担当統括責任者であるビル・ラムズデン博士によるグレンモレンジの熟成樽に対する研究は、スコットランドの蒸留所で一番進んだものとなっている。
本日の飲酒
GLENCADAM 15y
Eastern Highlands
グレンカダム蒸留所は1825年に正式登録され、バランタインの黄金時代を支える主要モルトとして美味なる味わいの中核として使用されてきました。
ところが一時期この小さな蒸留所は閉鎖されました。その後、アングス・ダンディーン社が買い取り再開致しました。
ソフトでチョコレートやトフィを思わせる香りが特徴で、口あたりは柔らかく、リッチな味わいです。フィニッシュはエレガントで複雑な味わいが長く残ります。
樽味の風味は強く濃厚な味わい。昔のモルトの懐かしい味わいがあります。
2005年ボルドー開催のインターナショナル・スピリッツ・コンペティション・シングルモルト15年の中で Best in class 全てのモルトの中で銀賞を受賞。
オフィシャル物は初めて手に入れました。親会社が変わって好い事もあるのですね。確かにバランタインに使われていたモルトだけあり、激辛のものを食した後などにあいそうです。