運命の子
グイン・サーガ 129
著: 栗本 薫
刊行日 : 2009年10月9日
ISBN : 978-4-15-030971-8
〈グイン・サーガ129〉聖地ヤガに渦巻く黒き陰謀が、ヨナたちの眼前についにその驚異の姿を現わすのだった!
ミロク教の聖地ヤガは、《新しきミロクの教え》によって、大きく変貌を遂げていた。ヨナが捜し当てたフロリーもミロク教への不安を漏らす。さらに居場所のわかったラブ・サンとマリエに会うために出かけたヨナは、《新しき教え》に染まった二人を見て愕然とする。ヤガを出ることにしたヨナは、スカールの助けを得て、ミロク教徒たちの執拗な妨害をくぐり抜けるのだが、その先に見たのは《ミロクの聖姫》の信じがたい姿。
早川書房 書籍詳細より
このシリーズについては最終巻が出てからと思っておりましたが、少しだけ触れさせていただきます。
SFマガジン 七人の魔道士 から読み続けて30年余り、”終わらないで終わる”という現実。この巻でも物語を膨らませ、”その先は”という次を求めている。何故? それこそが栗本氏のミステリーなのでしょうか?